想像絶するカオスだったLCCでのフライトとインドフライトの心得

どうしてもバンコクからジャイプールに仕事で行かなくてはならなかった2019年10月

ジャイプールはラジャスタン州の州都で歴史も古く、観光業も盛んで建物壁一面がピンク色をしていることからTHE PINK CITYとも言われ、マハラジャ王が昔住んでいたお城がホテルに改装されマハラジャ気分で宿泊でき、また足を飛ばせばタージマハルなどに行けるばしょなのですが、今回hがガチ仕事。。でしかも急なアポイントのためジャイプールへとにかく一番早く到着する便を探さなくてはいけなかった。

一般的にアジア各国から空路でジャイプールを目指そうとすると首都のデリーや大都市ムンバイ、コルカタ経由になるのですが、インド入国に時間が掛かったり、乗り換え便への待ち時間が長かったり特にムンバイはターミナル移動にすごく時間かかったりとインドでの国際線から国内線への乗り換えは他国とは違い非常に不便で効率が悪い

そんな中発見したのがエアーアジア、バンコク –  ジャイプールの直行便

あまりインド便はLCCに乗りたくないのですが、これが想像絶するフライトなのでした

目次

  • エアーアジア ホットシートとは
  • バンコクージャイプール搭乗前
  • バス移動と搭乗
  • フライト中
  • まとめ

 

エアーアジア ホットシートとは

  • エアーアジアは長距離路線で使用している航空機A-330以外は基本全てエコノミー席
  • ホットシートは前列1-7列目ないし1-5列目と足元が広い非常口席を予約時もしくはチェックイン時に追加料金を払い予約が取れる席
  • ホットシートと普通の席は席幅、レッグスペースともに普通席と変わらず(狭い!!)

と事前予約で前方席と非常口席が確保できますよという席で、実は満席の時などホットシートにチェックイン時に無料で割り振られることもありますがだいたい真ん中席です

追加料金を払ってホットシートをネットで予約して真ん中席が空くとは限らず、

ホットシートといえども、シートピッチが広くなるわけでもないのですね

また予約時にホットシート予約と預入荷物と機内食がセットになったお得なプランもあるので、これは中距離フライトなどではこれは結構使えると思います

 

エアーアジアのシートマップ 赤い部分がホットシート

エアーアジア機内

 

バンコク – ジャイプールまでのフライト 搭乗時のカオス

一言で言ってカオスでした。満席のジャイプール行きは

まず搭乗時間にゲートに行くと、ジャイプール行きはバス移動。

ゲート前に一列に並んでという係員の叫び声も届かず、ゲート前には人だかり、優先搭乗が始まると一気に全ての乗客がゲートに流れ込んできて、みなさん相当お土産を買い込んだのでしょうか大きな荷物を抱えてゲート前へ殺到。

彼らからするとインドの電車と同じなのでしょう。確かにインドの電車は席を確保するために争奪戦になり電車のドアの前に怒号が飛び交い、殺到している風景をyou tubeなので見ますが、まさにその風景が飛び交っていました。

ただ違うのは屈強な係員が全ての手荷物をチェックし、その手荷物を計りの上に乗せるとほとんどが重量オーバー

その場合、超過料金を徴収する流れになるのですが

絶対にエキストラを払いたくないインド人!

会話を聞いていると

”来るときは軽かった”

”自分でホテルで計量したときは規定内だった”

はたまた

”こんなことは聞いていない、今回は無償にしろ”

と交渉してくるが、ここは屈強なスタッフ返答は

”払わないんだったら乗らないでください!!”ってかなり強気

バス移動と搭乗

バス移動と搭乗もカオスです

まずやっとのおもいでゲートを通過、バス乗り場へ歩いて行くといち早く席の争奪戦が始まります

そんな距離でもないのに。

そして飛行機の下までバスが到着し、飛行機に乗り込むときもタラップが前方一箇所にあるため、タラップに殺到し当然並ぶわけでもなく

我先と階段を登ろうとしていますが、譲り合わないため結局時間がかかってしまいます。

出遅れた私は最後の方にタラップを登りやっと機内に入り、予約した前方1A席に座ろうとするとすでに人が座っている

搭乗券ももう一度見直し、座っている乗客に申し出ると返答が

“It is my seat!!” これは私の席だと。。。。しかも早くきたんだからあなたは私の席に座りなさいと。。

彼の搭乗券を見ると”B”と書いてある。ということはもちろん真ん中席。

とにかく一悶着した後席を立ってもらい、やっと席に座りホットしていると周りから叫び声が。。

超過手荷物満載のこのフライト、皆さん荷物入れに押し込んでいるのか、蓋が閉まらず荷物が流れ落ちてこれまたカオス状態

いくら満席のフライトとはいえ、指定搭乗時間が出発の1時間前でゲートが1時間前に開き、結局ドアクローズできたのが定刻を過ぎてからというなんともj時間のかかる搭乗です

 

そんな中機内で購入したカップラーメンとワータル

上空で食べるカップラーメンの味は格別です

そしてやっとフライトへ

離陸前

ドアが閉まり、機内のあかりが消えると、至る所で”ポーン”、”ポーン”って音がして、乗務員呼び出しのあかりが着きます。それが本当に機内の至る所で。。。クリスマスイルミネーションのようで綺麗なのですが、そのあとすぐにこれはインド便なんだって現実に戻されます。

水くれ!!水くれ!!水くれ!!って叫び声が至る所できこえ、そもそもこのフライトLCCで水も有料なんですけど、って離陸前に出るわけないじゃんって普通思いますよね。でもそこは我関せず、ワータル、ワータル、ワータル(waterをインド発音でいうとワータルと聞こえる)と泣きやみません。

そして4席むこうのお友達に大声で喋り出す若者たち。。

離陸後とフライト中

やっと赤ちゃんをあやすように静かになると、飛行機は滑走路に入り、無事に離陸

巡航高度に達しシートベルトのサインが消えると、一斉にカチャカチャと音がして、飛行機が傾くんじゃないかって(実際にはあり得ませんが)くらい席を立ち始め、やれトイレだ、4席離れた友達のところへ行きまた大声で話し始める。CAがカートを押す場所もないくらいに。。。

やはりインド便は窓側に限ります。通路側に座っていると荷物が頭上から落ちてくるしみんな席を立ってうろうろしているし、必ず隣の席は立ちたいからどいてくれってかなりの確率で言われるし。。。何年もインドへフライトしてますが、絶対に搭乗後邪魔されない窓側です!

そうこうしているうちに事前予約客には機内食が配られ、その後機内食、スナック、ドリンク類の販売になります

そのときもワータル、ワータルの大合唱は鳴り止みません。

ワータル、ワータルなんでワータルは買わなくてはいけないんだ。コップ一杯だけ欲しいとか

機内食が高いとか。。。。

最後までワータル、ワータルフライトです

そうこうしているうちに降下を始め最終着陸態勢に入り、機内アナウンスで間も無く着陸ですってときに今度は

携帯音がどことなくきこえてきて、隠れて話せないのでしょう

ハローハローハロー、もうすぐ着陸するよ!!って携帯で話している人がよくいます。

っていうか携帯で通話しちゃいけないんだけど。。。。

着陸後

着陸後滑走路から飛行機が出ると、これまたチャカチャカとシートベルトを外す音が聞こえ、そのうちゲートに到着する前に立って荷物を取り出す乗客がちらほら出てきます。

CAアナウンスで” SIT DOWN PLEASE” というアナウンスも完全無視

そのアナウンスの声も大きくなり”SIT DOWN!!!!”

になり、それででも座らない乗客最後には大声で

“SIT DDDDDOOOOOOOWWWWNNNN!!!!” ともうCAも声を荒げている

そんな中やっとゲートに到着すると一斉に搭乗同様出口に殺到しようとするものだから降機も時間がかかります。。

エアーアジアの機体に書かれているロゴ ”NOW EVERYONE CAN FLY” はいevery one です

まとめ フライトの心得と覚悟

  • 窓側に座るようにしましょう
  • 搭乗時間はかなり余裕を持って
  • かなり広い心で
  • 機内でぐっすり寝るとか休むということは諦めましょう
  • 呼び出しボタンの連呼はクリスマスイルミネーションと思いましょう

 

長いブログ文章最後までお付き合いありがとうございました

 

 

 

 

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