勝手に分析。スターアライアンス加盟航空会社の現状

各国に仕事でフライト続けることもうすぐ20年。2018年には全スターアライアンス マイレージホルダーのマイル所持数トップ1000にもなり、このまま順調に仕事でフライトする人生を送るものだと疑わなかった2019年末からこのコロナの騒ぎが始まり、それでも2020年3月末までは飛び続け、全く飛ばなくなって早2ヶ月。この2ヶ月の間に各エアランも減便に始まり、欠航になり、そのまま全く飛ばなくなり破綻した航空会社も出てくるなと思った矢先、バタバタと経営破綻のニュースが連日のように飛び変わってきています

このコロナ収束後にはいつまた飛べるのか、航空運賃はどうなってしまうのか、果たして機内は安全なのかとついつい決して航空業界でもない私が考えているのですが、出張中に利用した航空会社がどんどん破綻していくのを見るのは悲しいものです

どこのアライアンスが一番自分にとって便利かと決めかねていた20年前、日本をベースに行くのは北米、欧州、東南アジアで、頻度が少ないのはロシア、中近東、中国、アフリカであったため必然的に全日空を筆頭にアジア乗り継ぎで利便性の高いシンガポール、タイ航空。 欧州ではの乗り継ぎで利便性の高い西ヨーロッパですとフランクフルト、ミュンヘンをベースにしたルフトハンザと東欧で便利なLOTポーリッシュ航空、そして北米で便利なユナイテッドと脱退してしまったU.S. AIRWAYSとどうしても総合的に見て他のアライアンスよりもスターアライアンスグループの方が利用しやすくそして加盟航空会社も一番多いことからそれ以来なるべくスターアライアンスを利用、その生涯マイレージももうすぐ5百万マイルに到達しようとしています

スターアライアンス

1997年発足し現在加盟航空会社26社のこのアライアンスは190カ国へとフライトしほぼほぼ全世界をカバーしているのですが、その加盟航空会社にも破綻の嵐が

26加盟航空会社のうち南アフリカ航空を皮切りに南米最古の航空会社であるAVIANCA、そして政府系航空会社では最大のタイ航空会社と3社も5月で破綻しているのです。

またスターアライアンス系ではないのですが、ブラジルの航空会社で元TAM AIRLINESは加盟航空会社でLAN CHILEに2012年吸収合併されたのち南米最大の航空会社として310機を所有する南米最大の航空会社も5月25日に破綻を発表とこれでブラジルの航空会社でスターアライアンスに加盟し脱退した航空会社は全て消滅してしまったことになってしまうのが非常に残念です

 

トルコ航空など向こう2年間は全従業員の雇用は守ると発表している航空会社もある中、

全日空は国際線9割、国内線5割減便での運行をしており何千億円の赤字

おそらくアライアンス最大手の一つでもあるルフトハンザんに関しても1兆円規模の政府絡めた融資がなければ破綻するといったこれまた不穏な動きが出てきています。

Air Indiaはコロナ前から別の問題で破綻の噂はここ数年出ており2019年後半はかなり便数と就航地を減らしての運行体制となっていたがこれもコロナが引き金になって破綻一歩手前。

Air Canadaはかなり乗務員、スタッフのリストラを早くに発表し生き残りをかけているもようだが。。。。

アシアナ航空もAir India同様コロナ以前にも経営難であり、この減便、運休でコロナが引き金となりまた破綻の噂が。。

このような各社発表がある中で怖いのがエジプト航空とエチオピア航空とアフリカ系航空会社。タイ航空にも見るように比較的乗務員を除いてGH等スタッフの人件費が安い国での航空会社でも破綻しているのを見ると、単なる人件費の問題ではないことは明確である以上アフリカ系航空会社の情報がいまいち届いていないということは逆に何か大きなことが起こるのではないかと勘ぐってしまいます

 

いくらネット会議が普及し、通常のものとなった今でも移動して仕事する必要性は十分にあり、今後様々な対策が出てくるでしょうが、空の移動は陸の移動同様に重要なインフラ。。。早く元どおりになって自由に飛べる日が来ることを願っています

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