ロシアで有名なスープを食し歴史に触れる

今まで世界中旅をしてきて自分の中で決めていることが一つある

それはその土地の食べ物を食べること。確かに海外に出て日本食が恋しくなることもあり、日本食ではなくてもせめてアジアのものと世界中にある中華料理店を探してしまうこともあるのだが、基本地場のものを食べるようにしている

仕事で様々な土地を訪問してそこで商売をするということは、その土地、風土、風俗を理解しなければならず、一番てっとり早いのがその土地のものを食べるということ。そしてそれを元に商売に花を咲かせられることもあるし、どうしても合わない食べ物=合わない文化=商売になりにくいと勝手に決めつけているのもあるが。。

という難しい話は抜きにして、ただ単に食べるのが、呑むのが好きなだけなのです。。。。。

ロシアを訪問するとロシア料理と一言で言っても国土は広大で西と東とでは文化も違い、他の国ほどではないが食べるものも全く違ってくる。

特にモスクワを歩いていると、アゼルバイジャン料理、ジョージア料理、アルメニア料理、カザフ料理と各国のレストランが並んでいるのだがそれには目もくれず、地場料理を楽しむことにしている

ロシア料理、国土が広くどれがロシア料理かというと基本的にウラル山脈西の伝統料理をさすという。ということはシベリアを始めとするウラル山脈東方面は正当ロシア料理ではないということだろうが、どうしてもシベリア料理と言われても思いつくものがない。。

また基本厳しい冬を過ごせるよう味は濃く、保存食を多用した煮込み、スープ、そしてピロシキのようにモンゴル帝国時代から続く料理が代表的なのだが、その中でもスープの種類は多く、毎回楽しませてくれる。

今回そんな中特に訪露時格別に美味しかったスープを記録しておきたい。

ボルシチ

もうロシア料理の代表格といってもいいボルシチ

みんな大好きです。

実はボルシチを始め煮込み料理など、ロシア発祥ではないロシア料理って結構あるんです。そのボルシチもロシアの隣国ウクライナが発祥。もともと大穀物国であったウクライナはロシアとの繋がりは昔から深く、併合されてもその独自の文化は守っていたそう。ソ連時代の宇宙食にも開発されたロシア料理の代表格ボルシチはビーツを元にキャベツ、牛肉などを煮込んだ世界三大スープであり、その中でもバリエーションが多く、ロシア人に聞くとうちのボルシチが一番美味しい!!ってもしかしたら日本のお味噌汁のようなものかもしれない。

 

代表的なサワークリームが入ったあっさりとしたボルシチ。ロシア中どこでもこの手のボルシチはよく見ます

そして

高級レストランで出されるボルシチ。赤色が鮮やかで油も浮いてない、まろやかなボルシチでした

空港で食べた野菜、具沢山のボルシチ。聞けば空港の食堂でも出されているものと同じもので、具沢山とニンニクが効いておりまさにこれいっぱいでお腹いっぱいな労働者向けのボルシチでした

 

飲むオードブルとも言われているサリヤンカスープ ピクルス、オリーブ、肉の燻製などがたんまり入り、それにサワークリームがどっさり入ったまさにボリュームたっぷり、オードブルというよりこれ一杯でお腹にたまる絶品のスープです。また味は塩加減が濃く普通だと濃すぎるのですが、寒い冬食べるとちょうどいいくらい

 

そして最後の絶品スープはレンズ豆のスープ。レンズ豆というとどうしてもインド料理やメキシコ料理を想像してしまうのですが、このレンズ豆と干し肉とニンニクのスープも寒い寒い冬には芯から温まるスープでした。

ロシアに行ったら必ず食べるスープ3選でした!

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