6月初旬に発表されたアンロックプログラム。
順調にいけば、インドの商都は7月1日からアンロックプログラムも順調に進み、公共交通も復活し工場も再開し、、、、、
となるはずでしたが、
結局ロックダウン延長7月31日まで延長。。。
完全外出禁止令が出て道ゆくバイクに乗った人を警察が棍棒で叩く姿がテレビにも話題になったインドのロックダウンで、全土でかなり厳しいロックダウンが刊行されましたが、それでもコロナ感染者数は伸び続け、6月30日現在で54.8万人と世界で4位という感染者数になっています。
目次
- 6月末インドにおけるコロナ感染者数統計
- 7月1日現在の移動のルール
- ムンバイがとった処置
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日経サイトによると、ここに来て1日の感染者数も2万人弱増加という驚異のペース。
そしてわずか3キロ平方メートル内に100万人が住んでいると言われているアジア最大のスラム、ダラヴィ地区を抱えるムンバイは未だ部分的に解除されているものの封鎖されているレッドゾーンは多く、徹底的にコロナ感染者を追跡するといったダラヴィ内のプロジェクトが進行しているものの全体的にはまだまだ新規感染者数を抑え込めていないのが現状です
6月初旬から始まったアンロックプログラムでは徐々に州境を解放し、移動を緩和したほか、ムンバイに関しては6月中旬より工場の一部再開とレッドゾーンを除く移動の制限緩和が発表されています。
7月1日現在の移動のルール
- 工場及び事務所は平時と比較して10%のキャパシティーで稼働が可能
- 移動はバス、鉄道、メトロは7月1日から再開
- 4輪はドライバーを含めて合計3人まで乗車可能
- 2輪は一人のみ乗車可能
といったルールが設けてあり、6月中旬から路線バスが一部緩和に伴い再稼働を始め、再稼働日から初日、二日目、三日目くらいまではこのルールを守って交通量もそれほど多くなかったのですが、
交通ルール = 守らない = ムンバイ
(完全な密な状態のムンバイ郊外、市内へ向かう通勤風景)
という方程式が成り立つほど結局4日目からはルールを完全無視して完全密状態。
ムンバイがとった処置
- 鉄道、メトロに関しては当初の予定を大幅に遅れて今の所8月12日から再開予定 (これ以上遅れる可能性は十分にありますが)
- 路線バスは再開済みで閉鎖は今の所なしだが、乗客のキャパシティーは20%。 これが非常に危険でバス内は平時の20%ということは席に全員座り後は立ち席がちらほらなのだが、問題はバス停。郊外から市内に来る通勤バス停はかなり密な状態で平均すると乗車まで3時間。バスの運行すうは増やしてはいない
- 乗用車とバイク 結局誰もルールを守らないことに業を煮やしたのか、検問があちらこちらで張られ違反者に関してはより高い罰金とバイクに関しては取り上げ!!!というこれまた強固な手段に出ている。
そして至る所で検問が張られ
罰金と取り上げられたバイクの数々。。このバイク今後どうなるのでしょうか。。。
保管場所もないのでおそらくしばらく放置 = 大通りに放置 = さらなる渋滞 となりそうです
今後ムンバイがどのようにコロナ収束に向かうのか、そして街が平常に戻るのか全く予想がつかないですね
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