WHOの感染抑止モデルケースにもなったムンバイにあるアジア最大のスラムDHARAVI地区と明るいニュースが一瞬駆け巡ったが、依然感染者数が留まることを知らないインド、ムンバイ
そして基本ロックダウンは7月31日まで続くことが発表され、早くも巷ではこのロックダウン発表がまた長引くという噂がちらほら聞かれる中、
経済再生を阻む新たな脅威が出てきました。
雨季の洪水。。。
今年はアフリカで発生した何億ものバッタが海を越えパキスタンを通り、インド北部ラジャスタン地方に到達し、西進して農作物などの被害が出ている中、これは毎年のことで新たなというわけではないのですが、また今年も”蚊”が問題になってきた。
毎年のことなのでインド、ムンバイをずっと見ていると
2月頃までは過ごしやすく、やがて暑期が訪れひたすら暑くマンゴーの美味しい季節になります
マンゴーが最高値から安くなり始めた頃に雨季が訪れ、町のいたるところで洪水風景が見られ、また10月頃から乾季になっていくのですが
この最悪の雨季、町の機能を麻痺させるだけのひどいもので、特に窪地になっているところは大量に蚊が発生し、テング熱患者が増加してしまうのです。
7月に入りそろそろ雨季かと思ったところ、すでに町の窪地や海の近くはいたるところで洪水になっていて、テング熱患者が出ているとのこと。。
今年は蚊よりもバッタの被害ばかり報じられていましたが、ムンバイに限っては蚊の方が早かったようです。
さらに恐ろしいのは、人口の割に少ない病院という状況の中すでにテング熱感染者は1,000人を超えており、しかし病院はコロナに集中していて病床が足りていないということにもなっているそうです。
蚊を媒体するテング熱。せめてコロナが治ってからと願っていましたが、今年は早くに蔓延してしまったようです
ムンバイ当局からのテング熱患者数の発表
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