コロナの影響の前からずっと赤字で経営破綻したタイ航空
コロナの影響で様々な航空会社が破綻に追い込まれていく中、タイ国際航空に関しては、コロナ感染拡大による民間旅客が飛べなくなり破綻したのとは訳が違い、長年の経営陣の腐敗などにより赤字の累積がたまたまコロナの時期と重なり、さらなる赤字を生み出し経営破綻した他のエアラインとは少し違う事情だったよう
結局コロナというのは単なるトリガーだったんですね。。。
しかし半官半民とはいえタイの財務省が51%の株を保有し今後の再建が注目される中、7月2日に再建プロジェクトとして新たな発表がありました。
債権者であるサイアム商業銀行の取締役を務めたチャクリット氏が退任、
そしてタイ石油公社(PTT)前社長チャンシン氏が選出されました。
このチャンシン氏ですが、2009年に日本航空の経営破綻、会社更生法を適用した時と重ね合わせる人が多く、
稲盛氏が日本航空を再建したように、チャンシン氏への期待はかなり大きく、どのように再建していくのかが注目されます
しかし、ここはタイ国際航空。
長年の腐敗慣れと慣習がいまだに邪魔をしている部分も多く
航空会社の大規模リストラや人員整理数
機材の売却
など進めているが、タイ航空に関しては
- 政府が出資比率を50%未満として国営航空ではなくなった
- 全社員を対象とした人員整理
を進めているが、政府出資比率は50%未満となったものの人員整理はなんと当初発表の目標30%に対して5%に留めることになり
なんだか日本航空のように再建プログラムを作成し履行すると息巻いていた割に出鼻を挫いている感がある
ただし再建に向けたpositiveな動きもあり、一番の焦点となっている不採算路線の撤廃と古い機材の売却が進められているという
このコロナから復活した際、特に不採算路線の運休や撤廃の発表を出てくるのでしょうが、
日本便に関しては
羽田、成田、関西はもしかしたら成田減便
中部、新千歳は減便
仙台、福岡は撤退
といった噂も出ており、現在9月1日ま全日本便を運休しているタイ航空に注目です
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