6月6日に中央政府からmission begin againという基本アンロックプログラムが発表されました。
それに伴いマハラシュトラ州においてもアンロックプログラムが発表され、6月8日月曜日から経済再開に向けてprivate sectorも開始され,段階的に開けていくというプログラムなのですが、、、
ここはインド。。。
依然ムンバイのいたるところに設けてあるいわゆるcontaminated areaとされるred zoneはzone外に出られず、外出禁止令が出ています。
(ムンバイおよびその近郊のred zone指定地域)
事務所などにおいても最大10%しか出社できず、公共乗り物である鉄道、バス、メトロは7月1日まで運行停止となっています。OLA,UBER 等のタクシーサービスに加え、オフィシャルかどうかはわかりませんが当初禁止されていたリクシャーも営業しているのを道で見るようになりました。
そしてローカルのマーケットもお店もお酒は買えないものの徐々に開いてきているような気がします
アンロックプログラムでは、事務所内10%のoccupancyと制約があり、これを守っているのか初日と二日目くらいは郊外と街中をつなぐwestern highway, central highway,ともに空いていましたが、、、、
ここはインド。。。
5日目くらいから忘れ去られ、いつものムンバイの渋滞に戻ってきているようです。
(コロナ前の渋滞風景に戻っている幹線道路の一つcenrtal highwayの様子 6月12日)
(通勤時間でなくても結構混みだしている。変わったのはみんなマスクをしていることだけ!酷暑は毎年同じ!)
通勤に関しても当初はcar poolでの移動でおっかなびっくりでしたがそれも3、4日で忘れ去られ、なんだか通勤風景はバスと電車がない以外は通常に戻ってきているような気がします
結局経済が優先になってしまうのでしょうが、特にムンバイ郊外の工場は実質再開には程遠いような気がします
ムンバイ市内はオフィスも多く、white colorな人が多い反面、郊外は工場が多く、その多くはムンバイ在住ではなく地方出身者が大多数です
工場従業員はムンバイ郊外red zone地区に滞在しているが、地方に帰っている可能性が高く、工場に物理的に来れないという問題を抱えており、結局生産ができない状態になっているケースが多く見られます。よって他国と比較しても生産性のあまり高くないインドの工場、人海戦術で回している多くの工場が実際にコロナ前と同様の生産を確保するのは当分先になるような気がします
日本からのフライトは可能?
日本からの直行便は日系の航空会社全日空、日航と首都デリーだけでなく
全日空はムンバイ、チェンナイ
日航はベンガルル
へ直行便を飛ばしていますが、
7月末までの運休を6月9日時点で発表しており、今の新規コロナ感染者の伸び具合を見ても本当に7月末まで運休で8月から飛ぶのか未定なところであります
インド政府発表 外国人入国を認める日が来る????
インド全土封鎖から2ヶ月経過しました。
インド政府は6月3日海外からの医療関係者や海外からのビジネスマンでインドで商用で来印のための入国制限を緩和するとの発表を行いました。
入国するには”新たにビザを取得”するのが条件で、全土封鎖時に外国人に関しては一旦インドを出国した時点でビザは無効という発表があり、その後日本旅券保持者に対しては無効処置ではなくそのまま残日数があれば使用可能という処置からまた一転新規でビザを取得というルールが変わったのに加え、空路での入国しか認めないというルールも付け加わっていました。まあインドに入国するときに陸路で入国することは考えられませんが。。
またたとえ入国できたとしても、政府指定の場所で7日間の隔離が義務もあります 政府指定の場所というのがインドゆえに恐ろしい。。。
ただ無事にビザが取得できたとしてもインドに現在飛んでいる航空会社はものすごく限られており、日系の航空会社は全滅、よく使われる仁川、香港、バンコク、シンガポール経由もなく、となると臨時便を待つか、チャーター機での入国となり実質ビザが取れても訪印の可能性は現在かなり低いと思われます。
また6月14日に飛ぶであろう、日航のデリー – 成田便もネットでは予約できず、デリーから成田までの片道すなわち邦人退避のための臨時便であって成田からデリー、ムンバイ等インドに入ることは現実的ではない気がします
また日本政府はインド入国に対して危険3を指定しておりやはり渡航は現時点での渡航は全く現実的ではないですね。
特に大都市へはコロナ感染者も爆発的に増加している中8月から個人的には航空便完全再開と簡単いは行かない気がします
アンロックプログラム後のコロナ感染者の行方
アンロックプログラムmission begin againが開始されてから5日間たっても一向に新規コロナ感染者数は減少傾向になく、ムンバイを見ているとむしろ増加傾向にあり、しかもこれは公表しているだけの数字で現地から聞いたところによるともともと医療が充実していないのに加え、今回の騒動で完全に病床は定員オーバーとなり完全に医療崩壊しているどころかred zoneに指定されているダラヴィなどのスラム地域などでは基本医療も入れないところがまだまだあり、今後も感染者は伸びそうで、収まる傾向には全くなっていない。そんな中部分的なアンロックは非常に危険なのであるでしょうがそれ以外の方法がなかったというのも事実でしょう
現状のコロナ感染者数と
ムンバイ地域で一番感染者数が伸びている地域の数。
これは本当に収まりそうもない。。。
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