【インド】宝石、色石の街ジャイプール(jaipur)とは?ジュエリー加工現場を見学しました

インド国内には宝石の加工、生産、卸の街が点在します。

そして今回紹介するのが、インド北西部に位置するラジャスタン州の州都ジャイプール。
ジャイプールの南部では、今は南米コロンビア、ブラジルが有名になっていますが、もともとエメラルドが産出されていました。

そしてこのジャイプールではその頃から各地で産出された宝石特に色石がジャイプールに集まり、加工の集積地となっていくわけですが、現在このジャイプール市内の宝石加工会社は大小合わせて800社とも1000社とも言われています。

またジャイプールの宝石商は世界各地に散らばって独自のコネクションを持って取引しているそうで、日本でも東京のジュエリー卸の街、御徒町なんかでよく見るインドから来た方はジャイプール出身の方も多いとか。

この城壁に囲まれた旧市街はピンク色の壁色で覆われて、旧マハラジャのお城や、アーグラ、タージマハルにもアクセスが良いことからインド屈指の観光地としても知られているこの街、市内のハイライトであるお城 “風の宮殿”を見ながら大小ある宝石加工の現場を見るのも面白いです

そして今回出会ったローカルの宝石加工現場とは我々が想像しているものとは全く違うものでした

さすが、どこまでいっても”INCREDIBLE INDIA”です

【目次】

  • ロケーション
  • ピンクの街 ジャイプール市街
  • ローカル加工市場
  • まとめ

ロケーション

インド北西部というよりはやや北部に位置するこのラジャスタン州、州都ジャイプール

国際空港もあり、直行便はアジアからですとバンコク、シンガポール、マレーシアのほか中東ドバイ、シャルジャからの直行便がありますが、日本からですとムンバイ、デリー経由が便利。

ムンバイから飛行機で1時間半、デリーから50分。デリーからは4時間と陸路でも行けることができます

ジャイプール市街

THE PINK CITYと言われるだけあって、市街の建物の壁はピンク一色で染められています。

インドって本当に面白い。宝石の街という話をしましたが、街によっては色の特色を出している街が結構あります

ピンクだったり、青だったり、黄色だったり。。。

もともと砂漠の中にあるジャイプール。赤砂岩の産地であり、この赤砂岩を用いて建物を作っているため、一面ピンク色に染まっている街で、郊外に足を伸ばし丘の上から市街地を見るとピンク色に染まった街並み絶景です

ムンバイやデリーとは違い、のんびりとした雰囲気のあるジャイプール

こんなのどかな風景がまた訪れてほしいものです

 

観光地のハイライト。風の宮殿の前はどの季節に行っても内外の観光客で溢れかえってます

 

風の宮殿

マハラジャ シン2世が建てたこの宮殿は現在もそのマハラジャの一家が住んでおり(宮殿に住んでる!!)、その一部を博物館として公開している風の風の宮殿

1799年に建てられたこの王宮、別名city palaceとも言われ、この小さな窓は宮中女性は姿を見せることを禁じられていたため、その女性たちが外を見れるようにと建てられたものだそうです

インド独立後、マハラジャ制度は無くなりましたが、まだ人々からはマハラジャとして尊敬されているようです

おそるべしインド。おそるべしマハラジャ。。。

 

ローカル宝石加工市場

その風の宮殿から歩いて10分ほどの場所に宝石加工、取引している通りがあります

どうも輸出している大きな企業は郊外の輸出工業団地に入っているらしく、ここではローカルの宝石加工を見学することができます

宝石加工とイメージすると物々しい警備の中行われていたり綺麗なショップを連想するのですが、ここはジャイプール、ここはインド

日本のデパートのような綺麗な宝石店という概念は捨ててください

これが宝石加工業者が集まっている通り。

言われないとわからない!

案内された道端の路面店1?のようなところが宝石加工工場兼ショップ。。。

ここが??

奥の方が加工マスターで手前が社長さんです。快く写真撮らせてもらい

見てみると

この大きな中華鍋で金属を溶かし、なにやら流し込んでいました

そしてその型に合う石を、その場でピックアップして、石を留めていきます

見学している最中に奥の職人が怒涛の速さでブローチを完成させていきました

その手先の器用さは圧巻です

 

まとめ

なかなか一人で行けるところではないので、地元の方や知っている人に連れて行ってもらうのがベストです

またこの通りは卸、加工が主体なので怪しい売り子がきて売りつけられたり、怪しいお土産やさんに連れて行かれたりすることはないのですが、

この小道をぼーっと歩いていると

結構な勢いで歩いていて、追突されます

牛には注意です!

 

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