インドムンバイのロックダウンは解除されるのか ‘mission begin again’

5月中旬から、ロックダウンされているインドでの動きに注目しています。

商都ムンバイにおいていつ経済活動が再開されるかが注目されている中、今までのロックダウン政策が強制力を持ってロックダウンし人の動きをストップしていたのに、コロナ感染者の勢いはとどまることを知りません。
ムンバイではダラヴィ、アンデリーとスラム地域、ムスリムエリアで拡大が止まらない中、完全に経済は停滞しインドで一番売れているスズキに関してはこの4ヶ月で売り上げ90%減と途轍もない経済打撃を受けているのだが、現在も新規感染者が止まらないようです。
中央政府は各州政府に対しロックダウン解除方法を丸投げしたような感じになり、中央政府の命(迷??)を受けて5月末のマハラシュトラ政府発表は

  • 段階的なロックダウン解除
  • でも中央政府のロックダウン5.0方針に剃ってロックダウンは6月30日まで延長
  • でもアンロック1.0を始めるよ

と相変わらず難しいステートメントを持って発表しています

結局ロックダウン継続だけど、アンロックしないとマジでやばいから徐々にアンロックしていくよってことでしょうか

アンロックプラン   “MISSION BEGIN AGAIN”

マハラシュトラ政府はこのアンロックプラン “MISSION BEGIN AGAIN” と名つけ、徐々にアンロックを行い経済活動を再開させようとしています

今決定していることは

  1. 基本ロックダウンは中央政府のロックダウン5.0に従い6月末まで
  2. 6月5日から市場の開放 09:00-17:00までの制限付き
  3. 6月8日からprivate office ,事務所の再開 ただし社員の10%まで
  4. 6月5日より一部公園等の開放
  5. 大規模ショッピングモールは依然閉鎖
  6. ムンバイメトロ、バスは依然閉鎖 (今の発表だと6月末まで運休決定か)
  7. red zoneは依然閉鎖が続く
  8. 航空便に関しては一部国内線は復旧(ジャイプール便はバッタの影響で運休か)、国際線は依然として運休、禁止

と発表によると確かにun-lock phaseになっているようですが、このスペースが全く取れない大都市そして公共の乗り物が全く稼働していない中どうなるのが見もので追って行きたいと思います

そんな中タクシーやola,リクシャが動くのかも注目。今の所リクシャの制限にはオフィシャルには触れていないですが、稼働したら超密どころかまたカオスになりかねない。どうもuber,olaは動いているみたいだが

 

(wikiよりインドのコロナ感染者の推移:5月末で公表17万人になっている)

マハラシュトラ州 ムンバイのred zone

政府発表ではアンロック1.0が発表されたもののそれは政府が指定発表しているRED ZONE以外の地域。このRED ZONE地区では6月末までの完全ロックダウン方針が継続されるという。今の所インドではREDからGREEN ZONEと3つのゾーン指定があり、当然グリーンゾーンから解除されていく方針なのだが、結局各ゾーンがいつどのレベルで解除の方向に向かっているのかという指針は今の所具体的には発表されておらず、ムンバイ近郊で分かっているのはレッドゾーンは6月末まで全く解除されないということです

現在ムンバイ,スラム街ダラヴィやイスラム密集地区以外主要地区はほとんどred zoneに指定されている

 

コロナ以外にも6月は危険がいっぱい

結局コロナ感染者数の収束が全く見えなく、経済復活優先をさせようとしていますが、ムンバイ、インド経済の復活を遮るものは

  • 天候
  • バッタ

6月上旬ムンバイ南西沖でサイクロンが発生しようとしていて、北上しムンバイを直撃となれば経済復活を憚るものになる。毎年この雨季の時期には交通は麻痺し、各経済活動は毎年この時期停滞してしまい、天候の懸念も大きい

(インド南西沖にサイクロンが発展しそう)

バッタも先日ブログで書いたが、ラジャスタン地方はすでに深刻で食糧難も騒がれており、今後のバッタの移動方向によってはマハラシュトラにも到達する可能性があり、そうなるとマハラシュトラ州での食糧難も現実味を帯びてしまい、またマハラシュトラに南下せず西に移動しても首都デリーを直撃する可能性も否定できない。

(ラジャスタン上空を飛ぶバッタの群れ。これが農地を完全に荒らし続ける)

何れにしてもコロナ以外にもピンチが続くインドとインド経済ここ1ヶ月が勝負と言われているが日々WATCHしていきたい

 

 

 

 

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