残念なことにコロナ死者数がインド全土でもうすぐ1万に到達しそう。。。
そしてこのコロナ新規感染者は一向に収束しそうにないインド。
部分的に6月1日からprivate sectorも再開し、ムンバイでは本格的に工場などが6月8日からオープン、しかし公共交通は未だにストップしたまま7月1日から再開するのかのニュースを追っていて、しかし7月に公共交通機関が再開されたら今以上のスピードでコロナの新規感染者が増加するのではないかという懸念もあり、政府は発表を慎重にしていることだろう。
そんな中前のブログでも紹介しましたが、東アフリカで大量発生したサクトビバッタがパキスタンを経てインドに到達し70年ぶりの大量発生と大きくニュースに取り上げられましたが、このバッタ脅威的な勢いで増殖し、パキスタン国境から東に、南にと移動続けているということです。
このサクトビバッタ、草原でみる単なるバッタとは違い
一日150キロも移動し
その移動中ありとあらゆる作物を食べ尽くし
体重は2グラム前後ながらその体重以上の作物を食べ
1キロ平方メートルあたりのバッタの数は約8000匹にもなり
群は1億匹以上になり
4日で成虫になり
普通の殺虫剤では殺せず
とまさに恐ろしいことになっていて、以前もバッタ被害はあったものの今回のバッタの数は30年に一度とも50年に一度の被害ともいわれ何れにしても甚大な被害になることが予想されます
また繁殖期は6-9月とまさに1日数千人が新規コロナ感染者数が増えている中で、バッタが繁殖続け作物を食い荒らすと本当の最悪の事態だけは避けたいところです。
今インド政府がとっている対策としては
成虫になったら殺虫剤が効かなくなる恐れがあるため、幼虫の状態と場所を予測し殺虫剤の散布
火を炊き野焼き
爆竹を飛ばしバッタの飛来を防ぐ
そしてきわめつけは”太鼓”を鳴らして大きな音を立てる
だそうですが1日150キロの飛行が可能なバッタどれもあまり効果はなさそうですね。。。
またこのコロナのロックダウンで農作物の価格は下落しているインド、マハラシュトラ州ですがこのバッタの影響で作物が不作になり一気に高騰する恐れもありそうなると未だにレッドゾーン地区は外出禁止令が出ており、一気に食糧危機になる可能性も否定できない
本当にバッタの飛ぶ行方が真剣に気になる今日このころです
food and agriculture organization より
6月初旬はパキスタンより飛来してきたバッタがラジャスタンの一部までしかきていなかったが、東、南へ移動しているのがわかる
関連記事
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] […]