3月最終週は欧州地域から日本への直行便が少なくなった。
予め、3月中には殆んどのフライトがキャンセルになるとイスタンブール総領事館からの連絡があったため、帰国を決意したが、各サイトで調べてもチケットが取れない。エコノミーのフルフェアだけでなく、ビジネスのフルフェアも全くなく絶望感に浸っていたところ、トルコ航空のHPで空席を発見し、即発券。
報道では便がないとされていたようだが、実際は飛ぶことができ、なんとか帰国することができた。
有事の際、フライトを最速、確実に抑えるには?
今回わかったのは、有事の際は航空券検索時、真っ先にフライトする航空会社及びコードシェアしている航空会社のホームページにアクセスすることが一番安心して尚且つ早く的確に搭乗券を発行できるということである。
航空会社以外に検索したウェブは下記の通り
- EXPEDIA : 空席表示があるものの支払いページに行くと購入不可
- SKYSCANNER : 全く空席表示なし
- H.I.S. : 海外航空券ページが完全一時ダウン
- CLEAR TRIP : インドベースの会社のためムンバイ、デリー経由のみ
結局最終的に空席表示があったのはトルコ航空とコードシェアしている全日空のみでコードシェアしている全日空はフルフェアのため、トルコ航空のweb siteで無事に購入。
有事の際やはり頼りになるのは各航空会社のweb siteということで確定!!!
空港閉鎖前のトルコ最終便から帰国まで
当日は定刻2時離陸、搭乗開始1時20分という事前情報をトルコ航空から聞き出し、すでに移動制限がかかり始めていた宿泊先のホテルからタクシーを飛ばして空港へ23時に到着。
しかし、ターミナルへの入り口は普段とは違いただ一つしかなく、そこを警備していたのは警察ではなくすでにトルコ軍であった。数年前、旧国際空港で起こったテロ事件もニアミスしたのだが、当時を思い出されるような物々しい警備であった。
ここを通り抜け、チェックインを無事済ませると誰もいないイミグレーションで出国手続きを済ませると、、、ヨーロッパ最大級とも言われるイスタンブール国際空港がまさに閉鎖!されるという前代未聞の光景を目の当たりにした。
当然ラウンジも空いておらず、イミグレーションからゲートまで人一人通れるスペースだけが確保された通路を警備の見守る中一列で歩き、薄暗いゲートに到着後やっとの思いで搭乗開始。無事定刻通り離陸、東京成田に向かった。
これで帰国できなければ、コロナ渦の中で過ごすことになったため、まさに危機一髪であった。
最終フライトだからかわからないが、機内食は当然準備なく、ペットボトルの水とパックのジュースとラップに包まれたパンだけであった。11時間のフライトを凌ぐも搭乗客は誰も文句も言わず、ただ離陸後帰国できる安堵感という空気が漂っていた異様なフライトであった。
帰国前は成田空港や到着空港において検疫を受けるなどの噂が流れていたが、3月末当時は全く厳しくなかったのが実情である。
特に特定感染地域からの直行便でない限り検温もなく、質問票を書いて提出のみ、その後証明書をもらってすぐに入国が可能であった。
トルコからの直行便はトルコに2週間滞在していた人のみならず、ロシアからの乗り継ぎ、北アフリカからの乗り継ぎ客も含まれていたと思う。全ての帰国便に対してその当時からきちんとより厳しい検疫を行っていれば陽性患者数を少しでも抑えられたと思うがすでに後の祭りであろう
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